助け起こすという所作

病院に向かう途中の駅構内で、杖をついた女性が座り込んでいる光景に出くわしました。横にいた初老の女性が謝り続けていたので、どうやらうっかり当たってしまい、倒れてしまったようです。

駅なので人通りは多いし立ち止まって見てる人もいたのですが、声をかけそうな人は居なかったので、「何かお手伝いしましょうか」と座り込んで動かない女性に聞いてみると、小さい声で「起こしてください」とおっしゃったので肩を抱いて起こそうとしました。反対側の肩は初老の女性が持ちました。しかしこういう時、自分が女で、背丈も小さく、さらに関節を患っているのを悔しく思います。力の入らない人は(体重の軽い方であっても)とても重いのです。すると、見ていた男性が助けに入ってくれ、周りの方も声をかけてくれまして、女性は立ち上がることができました。

普通なら人の助けが要らないことを人の助けが必要になってしまう悔しさのようなものが、彼女が終始無言であったので何となくわかり、人に囲まれる前に何とかしてあげたかったなと思いました。

以前にも似たようなことがあったのですが、その時も、私が声をかけて行動を起こしてから人が助けに集まったのを覚えています。人を助けようとするのには初動が難しいものなのかもしれません。

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