漫画では既に読んでいたので、ストーリーはおおよそ知っていたものの、アニメは観ておらず、「今アマプラに入るとこれがすぐ観られる!(2023年1月時点)」とネット広告があまりに執拗(笑)なので、Amazonをそこまで利用していない私もアマプラに入り視聴させていただいた。
広告の仕方に自信を感じるので、とても素晴らしい映画であろう予想はしつつ、私は以下の点で、どうなるかな?という目で見始めた。
- アクション演出楽しみ
- 作画はきれいだといいな
- 可愛い里香ちゃんとおどろおどろしい里香ちゃん、どう演じ分けるんだろう?
アクション演出
バトル漫画なのでそこは絶対派手にやってほしい!と思ってたのでそこは大満足。
アングルもぐるぐる変わるしスピード感もある。ここは漫画よりもアニメが有利だなと思ってしまう。
だいたいこの作品に出てくるキャラクター自体が判断が早いのでもどかしく思うシーンも少なく話もスムーズ。見ていて気持ちいい。ストレスが少ない。
作画
アニメになると必ず気になってしまう作画。場合によってはあまりに拙くて見る気が失せてしまうこともあるけれど、この劇場版についてはメインなシーンだけでなく終始きれいで、このクオリティ保ったまま通してくれるのはありがたいと思った。五条悟の瞳の美しさを表現したいあまりに妙にそこだけ尺とったりアップ多かったりなんてこともなく着々とストーリーをつないでくれてて良かった。
里香ちゃんの演じ分け
正直一番気になっていたのがここ。漫画ではサラッと読み流せても、アニメとなると声が入るわけだから、里香ちゃんの幼少期はともかく、顕現した後の声も花澤香菜さんが演じるの?あんなにおどろおどろしいのに可愛い声になったりしない?めっちゃ迫力あって怖くしてほしいんだけど…。などと思っていたりした。
心配は杞憂だった。顕現前も後も花澤さんが声をあててたけど、前は可愛くて、後はちゃんと怖くなってた。セリフはどう発声するんだろう(漫画みたいに文字だと「好き」って言ってるってわかるけど、声だと言い方によっては叫び声に聞こえるだけで意味が通じなかったりするんじゃないかと思っていた)と謎だったけど、セリフも明瞭で、しかも一途すぎて怖い感じが出てて、溜めの演出も込みでとても良かった。
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このお話は「なぜ普通の少女の呪いがこれだけ強いのか?」のオチが好きなので何回見ても飽きませんな…。
唯一困ったところといえば、めちゃくちゃシリアスなシーンなのに、緒方恵美さん演じる憂太の「死んじゃダメだ、死んじゃダメだ」を連呼するセリフに笑ってしまいそうになるので、この作品とは関係ないと自身に言い聞かせるのがちょっと大変かもです(笑)。