買った棚が自己主張した話

洗面台の下の扉の中に収納するスペースがあるのですが、以前は箱で作った入れ物に並べて適当に突っ込んでいたのですが、扱う種類が増えてきたところで管理をきちんとしたいと、通販で可変式の棚を買いました。

ところが、きちんと計測して買ったはずなのに、奥行きが合いませんでした。蝶番の部分は扉を閉じた時に出っ張ることを、棚を入れてみて初めて気付いたのです。そうなると、返品か、あるいはプラスチックが切れるのこぎりで丁度いい長さに切りそろえるしかない…?この分厚いプラスチックを?

いやあ…手間そうだなあ…。

億劫になりそのまま放置し、クローゼットの奥で肥しになっていました。

ある休みの日の夜、クローゼットから大きな物音がして、何事かと開けてみたら、まだ箱に入ったままのこの棚が倒れていたのです。

今の音は何事かと家族が駆け付けたくらいなのでそこそこ大きな音がしたと思います。

ふと、これは組み立ててくれ、切るなら切ってくれという棚の主張に感じ、ごちゃごちゃした洗面台の下の物を取り出して、棚を組み立てて入れてみました。

やっぱり入りませんでした。

が、ふと、洗面台下扉裏に収納がついている部分には、棚のはみ出た部分が入るのでは?と思い、奥と手前を入れ替えたら使えるのではないか?と思いました。

やってみたら、少し不格好ですが入りました。

解決する時はあっさりですね。

返品か、プラスチックが切れるのこぎりで切ることしか思いついていなかったので、時間が経ったことと、本人(棚)の主張で、いいタイミングでいい発想が出てきて本当に良かったです。


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